中1年、「
よろにく」に続き都内焼肉評判店を訪問。評判がいいのは創業22年を数える篠崎本店の方ですが、ただ最近だいぶ疲れている身には江戸川区は遠い、よって「
NO MEAT, NO LIFE」さんの評価も高い息子さんのお店の方へ出かけてみました。2010年5月18日にオープンしてからはや7ヶ月、既に予約必須店になっているようですね。
こんな風に外からも丸見えの小綺麗なお店。掘り炬燵風の席の他、テーブル席が幾つか。前日に電話してみたら、オープンの17時から90分間限定で予約出来ました。
この日のサーヴィス品は「タンの赤ワイン煮」。ほろほろと崩れるお肉は手抜きなし。お酒の香りは弱くて下戸さんにも食べやすい。
どこのお酒だったか知らん、聴いたこともないものだったので、注文。
以下、1人前のおまかせ盛り合わせです。肉だけで8千円の値段を提示したら6350円におさめてくれました。5番なのか牝なのか聞かなかったですが、どのお肉もやわらかでした。
まずは塩で。左から上タン、ハツ、カイノミ。
ここではそれぞれのお肉を片面何秒焼けばいいのか店員さんが教えてくれるのです。この厚切りの場合は20秒。
8ミリほどでしょうか、厚切りの芯タンが、脂の乗り具合も上等で、歯触りはやわらかサクサクザクザク。歯切れはとても良く、B級感皆無の品の良いタン元。
ハツと言えば心臓、でも血の香りは薄く、幾らかの弾力の感じられるものはやはりやわらか。片面8秒。
リクエストはせず、丸々のおまかせにしたのですが、希少部位のカイノミを取り混ぜてくれたのは嬉しい。厚みがあるので15秒ずつ焼きます。程よい脂感。
「ジャンボ」の看板メニューになるのかな、サーロインの超薄切り、「野原焼」です。「
食べログ」によると1枚1700円だそうで、生のお肉をこの薄さに切るそう。
透けて見えるのが分かりますか?これだけは店員さんが焼いてくれました。1度3つ折りにし、ロースターの上で広げ、さっと焼くだけ。
埼玉の卵につけて食べるすき焼です。脂過多なことはないやわらかなお肉は、舌の上でほどける、の一寸手前の歯応えの良さも残しつつ、甘めのタレと相俟って、美味しいご飯なら1枚で1杯は行けそうなほどおいしい。
■牛テールのハヤシライス 1050円
こちらは別料金です。「チャーシュー丼」を頼む予定にしていたところ、店主のおすすめに従ってみました。巷の洋食屋さん顔負けの出来。お肉ゴロゴロのそれはいまだけの限定品。
さて、後半は一挙に5種出てきました。
奥の四角いのから時計の反対周りにザブトン、三角バラ、シンシン(足の付け根)、ミスジ(腕のロース)、ランプロースとのこと。
ザブトンの知名度はだいぶ上がったように思いますが、巷の焼肉屋で特上ロースor特上カルビとして出される部位ですね。この日いただいた中では一番脂乗りが良かった。8秒ずつ。三角バラは旨味がもっとも強く、シンシンは微かに脛肉臭、ランプはお尻のお肉だけあって比較的歯応え良し。それぞれ片面4から6秒指定。
最近人気上昇中のミスジ。前足の肩のお肉だそうですが、赤身のはずなのに、見よ、この美しいサシの入り具合を、といったところでしょうか。薄切りにするとおいしさがグンっとアップするようで、程よい旨味といい、その裏で感じられる仄かな甘みもやわらか過ぎなさも何もこの日もっとも気に入ったお肉でした。次点でサーロインのすき焼。
以上でおまかせ盛は終わり。霜降りのやわらかお肉はこのいろんな部位が食えて総計250グラムくらい(かな?)が丁度良く、もしこれ以上食べるのなら、赤身のお肉を間に挟んで貰った方がいいでしょうね。ごちそうさまでした。
メニュー自体は普通の焼肉屋のそれなんですけど、言えば出して貰える「裏メニュー」が狙い目です。
この日の「牛刺」はなんだったのだろう。「シャバ臓焼」も気になりますよね。
でもこの日は間違えて遅い昼食を癖で大盛りにしてしまったのでお腹に余白なく。
東京都文京区本郷3-38-1
03-5689-8929
17:00-24:00(L.O.23:00)
無休
焼肉ジャンボHP
消防署前通り沿いで最寄駅は本郷三丁目。徒歩2分くらい。御茶ノ水駅から10分くらいでした。
さて、お腹に余裕はなかったはずが、見つけてしまったグルメバーガーの評判店「
FIRE HOUSE」。しょうがないので入りました泣。
■CHEESE BURGER 1050円
某氏も仰っていたように、ハンバーガーは食えば食うほどどこのが美味しいのか分からなくなりますね。スコーン専門店「
conanoco」は閉まっていてホッと胸を撫で下ろす。
さらなる腹ごなしのために白山通りを南下していったら視界に入ってしまった「
海南鶏飯」泣。
■海南鶏飯 950円
一度食べてみたかった揚げタイプを注文。蒸してから素揚げにするのかと思っていたら、そうではなく、生から薄い衣の唐揚げにするそうです。カリカリに揚がったそれはとてもしっとりと仕上がっており、おいしい。それにしても東京街歩きは満腹になり過ぎて困ります。
2010年12月27日訪問